(旅ニュース) 全日空の2010年度計画

1月27日、全日本空輸(ANA)は、2010年度の事業計画を発表した。10月の羽田空港の再拡張による新規路線の開設、国際線の強化、新鋭のボーイング787の投入など意欲的なものだ。

(国際線)
・成田ーミュンヘン線、羽田-台北線の新規開設
・羽田ー北米/東南アジア線の新規開設(詳細は今後発表)
・成田-ホーチミン、羽田-ソウル(金浦)、羽田-上海(虹橋)、羽田-北京線(増便)
・成田-瀋陽、成田-杭州線、成田-青島線(機材大型化)
・関西-アモン、関西-ソウル(金浦)、関西-青島(減便・休止)

関空の地盤沈下が一層進みそうだ

(国内線)
・関西-旭川、羽田-徳島線(開設の方向で検討)
・北海道内路線の再編により、7月1日(木)から丘珠空港の道内路線が新千歳空港発着へ変更
・羽田-沖縄線(夏季増便)
・広島-千歳、福岡-仙台線(子会社アイベックスエアラインズとのコードシェアに変更)
・貨物郵便事業強化

さらに機材計画では、新鋭機「ボーイング787」が10月~12月に引き渡され、営業に向けて訓練が開始される。また、大型ジャンボジェットの「ボーイング747-400」全機が退役し、機材の効率化が一層図られる。

ミュンヘン線を開設するのは少し驚いたが、スターアライアンス陣営は、ミュンヘンを新しい欧州のハブにする戦略なのかもしれない。欧州一の大空港、英国のヒースロー空港は既に発着枠が一杯なので、スロットトレーディング(発着枠の売買)が高値で行われているという。また、ミュンヘンからオーストリアのウイーンまでは車で3時間もかからないし、プラハやローマへも近い。ミュンヘンがフランクフルト次ぐドイツ第二の大空港になるかもしれない。

さらに羽田の国際化では北米線と東南アジア線が新設される予定だ。現時点で詳細は未定だが、早朝・深夜だけではなく、昼間時間帯にも何便か新設される可能性がある。個人的には私が最も愛するシンガポール航空とコードシェアして欲しい。羽田にエアバスA380が飛来するかもしれない。


先の記事に書いたが、日本航空(JAL)は1月18日に会社更生法を申請、経営破たんした。2010年1月29日の株価はついに1円になり、マネーゲームに巻き込まれている。さらに明日2月1日には京セラ会長の稲盛新CEOを迎え、新体制が発足する。所属するアライアンスも、ワンワールドからスカイチームへ移る予定だ。

JALがつまづいている間、全日空は着々とその勢力を拡大しようとしている。


全日空 2010年度 ANAグループ航空輸送事業計画を策定~激変する環境に適応しながら「首都圏デュアル・ハブ」モデルを構築します~
http://www.ana.co.jp/pr/10-0103/index10-008.html

ANA客室乗務員は見た! JAL全盛期の“光”と“影”(日経ビジネス)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20100126/212433/

全日空が狙う“日の丸”キャリア 3年後に「JANA」?(産経新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100131-00000528-san-bus_all

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