(書籍・ドラマ) 下町ロケット 

零細企業の佃製作所の佃航平は、かつて宇宙科学開発機構の技術者としてロケット開発に携わっていた。しかし、「セイレーン」の「打ち上げが失敗した後、家業の佃製作所を継ぐ。しかし、主要取引先である京浜マシナリーの突然の取引停止、ライバル企業ナカシマ工業との特許訴訟、そして大企業である帝国重工との闘いと協業。さまざまな困難にぶつかりながら「佃品質、佃プライド」を合言葉に一つずつ突破していく。

大ヒットした半沢直樹に続くTBSドラマ日曜劇場は、直木賞受賞の「下町ロケット」を描く。


TBSドラマ日曜劇場 「下町ロケット」
http://www.tbs.co.jp/shitamachi_rocket/

「下町ロケット」スペシャルムービー
http://www.tbs.co.jp/shitamachi_rocket/movie/

Amazon 「下町ロケット」 小学館文庫
http://www.amazon.co.jp/%E4%B8%8B%E7%94%BA%E3%83%AD%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88-%E5%B0%8F%E5%AD%A6%E9%A4%A8%E6%96%87%E5%BA%AB-%E6%B1%A0%E4%BA%95%E6%88%B8-%E6%BD%A4/dp/4094088962

(映画・書籍) バンクーバーの朝日

明治維新後、多くの日本人が海を渡った。ブラジルなどの南米がよく知られているが、カナダのバンクバーにも住み着いた人たちがいた。しかし、彼らを待っていたのは低賃金で過酷な労働と激しい差別だった。

生きていくだけでも厳しい毎日の中、彼らは野球チームを結成する。その名は「バンクーバー朝日」。
体の大きさや力では勝てないと悟った彼らは、それまで北米大陸では存在しなかったバント、盗塁、スクイズといった日本人らしい戦法で果敢に強敵に立ち向かっていった。


バンクーバーの朝日 公式サイト
http://www.vancouver-asahi.jp/

(書籍・DVD) 「ワンダフルライフ」 (1999年)

生きるということは、今を思い出に変えるということ。
人生とはその思い出の積み重なり。

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学校のような施設に22人の人々が集められ、一人一人その施設働くスタッフと面接を受けてこう告げられる。

「あなたの人生の中で、一番大切な思い出を一つだけ選んでください」

スタッフは死者たちの記憶と証言に基づいて、その人にとって一番大切な思い出を再現するビデオを作る。1週間後にそのビデオを完成させ、死者たちに上映する。そしてそのビデオの上演が終わったとき、彼らは永遠にその時間の中で生きることになる。つまり天国とは、一番大切な思い出なのである。

死者達は思い思いに一番大切な思い出を選んでいく。しかしその中には思い出を選べない者もいた。実はここで働くスタッフ達もまた思い出を選べなかった人達だった。彼らは様々な人々の人生を回顧するビデオを作る過程で、自分にとって一番大切な大切な思い出を選ぼうとしていたー

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この映画のストーリーは静かで単調、派手さもまったくない。だが自分にとって一番大切な思い出とは何か、自分の人生とは何なのかを考えさせてくれる。私が一番好きな映画です。

「ワンダフルライフ」
http://www.amazon.co.jp/gp/product/product-description/B00008BDBW/ref=dp_proddesc_0/249-2657557-2079501?ie=UTF8&n=561958&s=dvd

テーマ : 心に残る映画 - ジャンル : 映画

(ドラマ・DVD)  WATER BOYS (2003年)

夏の訪れを感じるこの季節になると、「彼ら」に会いたくなる。数々の困難に直面しながら、仲間と力を合わせて乗り越え、目標に向かってひたむきに突き進んだ彼ら。「WATER BOYS」である。

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勘九郎(山田孝之)は只野高校の3年生。1年の時に学園祭に同級生と一緒に見た水泳部のシンクロナイズトスイミングの公演に感動し、水泳部に入った。このシンクロというのが男のシンクロだった。

2年生の学園祭。勘九郎はお腹を壊して演技に参加できなかった。そして高校生活最後の3年生の夏、くじ引きで水泳部のシンクロ公演のリーダーに任命された勘九郎は、今年こそはと意気込む。だが、シンクロ公演は中止されることになってしまった。水泳部はバラバラになり、勘九郎はひとりぼっちになってしまう。

そんな時、一人の転校生がやってきた。テレビで只野高校のシンクロ公演に感動したと言うタテノリ(森山未来)だった。底抜けに明るいタテノリだったが、実は父親に反対されての転校だった。タテノリはシンクロをあきらめようとする勘九郎をあの手この手でもう一度シンクロ公演を実現させようとする。勘九郎はもう一度シンクロをやろうと決心する。

勘九郎とタテノリは、シンクロ公演実現のためにシンクロ同好会を結成する。しかし学校公認の同好会となるためにはメンバーが5人必要。あと3人。顧問も必要だった。ある日、顧問を名乗り出てくれた佐久間先生の提案で、出身大学のシンクロ部の練習を見学するツアーが決行されることになった。そこで新メンバーが加入する。暴力事件を起こして留年していた高原さん(石垣祐磨)だった。だが、高原さんはカナヅチで泳ぐことができなかった。

期末試験の季節がやってきた。勘九郎は追試が決まってしまった。もう一人追試を受ける生徒がいた。それは太っていることがコンプレックスで、何に対しても悲観的な石塚太(石井智也)だった。石塚は追試に合格ができなければ留年してしまう。ますます悲観的になる石塚を、勘九郎は必死に励ます。勘九郎は高原さんからもらった前年度の試験の回答のコピーを石塚に手渡した。そして試験後、合格の答案用紙を手に掲げて、石塚がプールにいる勘九郎達のところへやってきた。石塚がシンクロ同好会のメンバーになった。

学園祭の出演団体の申し込み期限が迫っていた。シンクロ同好会が正式な団体に認められるにはあと一人足りない。そんな時、生徒会室から学園祭のポスター代金10万円がなくなった。生徒会長の田中昌俊(瑛太)は、教頭と結託して勘九郎達シンクロ公演の邪魔をしていたので、勘九郎達が嫌がらせのために盗んだのだと大騒ぎする。だがそのお金は田中の大学入試過去問題集の中から見つかった。

勘九郎は1年の時に一緒にシンクロを見た安田(田中圭)をシンクロ同好会に入れようと説得していた。しかし、安田の決意は固かった。「勉強して現役で大学へ行く」。勘九郎はその意思を尊重することにした。そしてチャイムが鳴る。それは学園祭の申し込みのタイムリミットを知らせるチャイムだった。

勘九郎達4人は、今後どうするかも分からなかったが、なりふり構わずプールへ向かった。やがて田中が現れ、学園祭出場団体のリストを勘九郎に見せた。そのリストの最後にはこう書かれてあった。

「シンクロ同好会 男のシンクロ公演」。

最後のメンバーに田中がなってくれたのだ。こうしてメンバーが5人揃った。周囲の人達の応援を受け、時に笑い、時に困難に押しつぶされそうになりながらも、5人は互いの友情を深め、困難を乗り越えていく。

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このドラマの中で私が一番好きなシーンは、水泳部のキャプテン大地と高原さんが勝負するところだ。この時まで高原さんは泳げない。しかし仲間5人と徹夜で特訓し、平泳ぎで勝負に出る。勘九郎やタテノリ達4人は最初プールサイドから見ているが、最終ターンの後にプールに飛びこんで必死に応援する。「高原さん、ここまできたら最後まで泳ぎきりましょう」。高原さんは100メートルを泳ぎきる。

この回が放送される前の週、読売新聞のテレビ特集にこの5人が出ていた。そこで高原さんを演じる石垣祐磨は「演じていてグッときた。こんな奴らと出会えたらいいなと本気で思った」と語っていた。

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誰にでもこの「WATER BOYS」のような時間があるのだと思う。大人になるにつれ、それをつい忘れてしまうのかもしれない。

ひたむきさ、一生懸命頑張ること、そして仲間。どんなに時間が過ぎても私は忘れたくない。

「WATER BOYS」は、大切なものを思い出させてくれる。

http://www.amazon.co.jp/%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%82%A4%E3%82%BA-DVD-BOX-%E5%B1%B1%E7%94%B0%E5%AD%9D%E4%B9%8B/dp/B0000AL27B

(書籍・DVD)) クール・ランニング (1993・米)

昨日、カナダのバンクバーで冬季オリンピックが開幕した。バンクーバーのあるカナダでは、22年前の1988年にもカルガリーの街で冬季オリンピックが行われた。このカルガリーオリンピックには一風変わったチームが参加した。彼らは、雪など降ったことのない常夏の南国、ジャマイカのボブスレーチームだった。

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主人公デュリースは、夏のオリンピック100メートル走代表候補。父は20年前の夏季オリンピック100メートルの金メダリストだった。彼もオリンピックで金メダルを取ることを夢見て、最終選考会に出場していた。しかし、最後の20メートルで競争相手のジュニアが転倒、同じく競争相手のユルと共に巻き添えを食らって転倒してしまう。オリンピックの夢ははかなく消えていった。

どうしてもあきらめきれないデュリースは、再レースを行うようジャマイカ国際オリンピック委員会のオフィスへ詰め寄る。そこで彼が見たのは20年前の父と、一人のアメリカ人が並んで写っている写真だった。そのアメリカ人はボブスレーの選手で、デュリースの父をスカウトしにはるばるアメリカからやってきたらしい。名前はブリッツァーと言い、今でもこのジャマイカに住んでいるという。デュリースはブリッツァーを訪ね、自分にボブスレーを教えて欲しいと懇願する。もうボブスレーは忘れたと言うブリッツァー。だが、もう一度夢を俺にかけてみろというデュリースに心を動かされ、ついにコーチを引き受ける。

ジャマイカ初のボブスレーチームのメンバーは、デュリースと親友のサンカ、そして代表選考会で転倒したジュニアとユルの4人。彼らはぶつかりあいながら、周囲に馬鹿にされながらも、必死の努力を積み重ね、絆を深めていく。

陽気なレゲエの音楽をBGMに、雪も見たことがない彼らの挑戦が始まる。

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今回もマスコミはメダル、メダルと騒ぎ立てるだろう。確かにメダルを取ることは素晴らしいことだ。だがそれが全てではないだろう。数多くの失敗と、それを克服しようとする努力の上に輝かしい物語がある。

この「クールランニング」はユーモアに溢れているが、劇中に多くの名言が散りばめられている。その中にこんな言葉がある。

"Gold medal is a wonderful thing,
But, if you're not enough without it,
you'll never be enough with it."

金メダルは確かに素晴らしいものだ
だが、金メダルが取れなくて満足できないのなら、
金メダルを取ったとしても決して満足することはできないだろう
もっと大切なものがある

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練習中に天折されたグルジア代表・クマリタシビリ選手(リュージュ)を悼んで。

DVD 「クール・ランニング

テーマ : DVD - ジャンル : 映画